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『ハードボイルドに生きるのだ』 向井 万起男

 マキオちゃんは「こだわる人」です。大好きなことを調べていて、細かいことにこだわるのはモチロン、失敗すらもトコトン突き詰めていって、それを楽しむ人なんです。こういう人大好きです!!

 マキオちゃんのお仕事は、「病理医」という特殊なお医者さんです。亡くなった患者の死因や病因を調べるための解剖をされています。このお仕事に就かれたのは、やっぱり「こだわる性格」が原因なのではないかしら。

 この本で初めて知ったのですが、CTスキャンはイギリスで開発された機械なんだそうです。かなり昔から理論的には成立していたのですが、開発・製作の為に莫大な費用が必要で、なかなか実用化できなかったのだそうです。

 そこに開発費を出してくれたのが、なんとEMIなんですって!

 つまり、Beatles のレコードがたくさん売れたことによって、EMIが潤い、そのお金でCTスキャンが生まれ、CTスキャンを開発したハウンズフィールド氏はノーベル賞を授与されました。

 普段気付いていないけど、こういう連鎖っていろんな所にあるんでしょうね。こだわりをもって何かを調べるって楽しいですね!

 メジャーリーグに対するこだわりも、文学に対するこだわりも、はたまたアメリカの道路につけられた名前に対するこだわりも、どれもこれもツボだらけで、ニヤニヤしっぱなしでした。

 そして、スペースシャトルが発射する時と到着する時のお話は、ホントに涙ものでした。ああいう思いやりのある対応は、いかにもアメリカだなぁって思いました。NASAって凄いわ!

 凄いついでですが、元宇宙飛行士だけをマネージメントする会社があるんですって!本を出版するとか、講演会をするとか、それまでとは全く違う仕事をする彼らのサポートをする体制ができているって、これ又いかにもアメリカですねぇ!

 マキオちゃん、今回も楽しかったわぁ!

1470冊目(今年111冊目)☆☆☆☆

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