『本屋さんで本当にあった心温まる物語』 川上徹也
最近は、書評サイトやネット書店の書評を基に本を選ぶことが増えていますが、書店での本との出会いというのは、全く別の不思議な体験なんです。本の表紙にふと目を止まったり、時には本に呼ばれたような気がすることがあったり、そういう出会いを一度してしまうと、また新しい出会いを期待して本屋さんへ行ってしまいます。
書店員さん達は本屋さんへやっているくる人たちに訴えかけるような展示方法を、日夜考えてらっしゃるわけですが、世の中の大半の人は年に1冊も本を読まない人なんですよね。そういう人たちに、こんなに面白い本があるんですよとご紹介するのは大変なことです。
本に付けられているPOPの言葉や、おすすめコーナーの展示に引き寄せられることもあります。サイン会や、朗読会といったイベントをきっかけに読み始める本もあるでしょう。
まずは、この本を開いてみてください。そして、どのエピソードでもいいから読んでみてください。本屋さんってステキだなって思いますよ。絶対に!
読み聞かせのエピソードの所で紹介されていた3冊の本、「キネマの神様」「わらの人」「さがしもの」絶対に読みますよ!あんな風に紹介してくれる本屋さん、他にもないかしら (#^.^#)
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