映画 「立川談志」
談志師匠が亡くなって、もう1年以上たってしまったのですね。
この映画の中に、最後の高座の様子が出てくるのですが、かなり声が出なくなってしまった師匠の姿が痛々しかったけど、最後まで噺家だったんだなぁと改めて感心してしまいました。
談志師匠は間違いなく天才です!おまけに、心底落語を愛していました。だからこそ、キツイ事を言っていたんです。「エライ名前を襲名したって、それで噺が上手くなるわけじゃあるまい」なんてね。
この映画の中でも、「そういう名前は全部オレがついじゃうってのはどうだろうね。大体全部できるよ」なんて言ってます。洒落もあるけど、けっこう本気で言っていた気がします。
この映画の最後の一席が「芝浜」なのですが、これぞ談志師匠ですね。師匠に泣かされるとは思わなんだ。
現在は東京の東劇のみの上映ですが、1月12日から全国で上映されます。落語好きの方は、是非ともご覧くださいまし。
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