『シネマ落語』 立川 志らく
先週、談志師匠の映画を見た日に、東京図書館制覇!Blog版でこの本が紹介されていたんです。これもまた何かのご縁かもと思い読んでみたら、あら、面白いじゃないですか!
志らくさんは大変な映画好きなで、映画のストーリーを基に落語を作ってるのだそうです。それを文章化するにあたって、話の背景をト書き風にアレンジされたのだそうです。
- 天国から来たチャンピオン
- タクシードライバー
- ライムライト
- タイタニック
- ローマの休日
- シャイニング
いずれ劣らぬ名作ですが、それぞれが見事な落語になっています。
落語の部分が面白いのはモチロンですが、基となっている映画に対する志らくさんの評が、これまた面白いんですよ!
俳優の演技が大したことなくても、ちゃんとした監督が作った映画は見事な作品になってしまうとか。
大金をかけてこれでもか!と作った映画は、1回は「スゴイですねぇ!」と言いながら見られるけど、2回見る気はしないとか。
さすが、立川流!こういうことをズバッと言っちゃうところが好きだわ~!
1480冊目(今年5冊目)☆☆☆☆☆
« 『書店員あるある』 書店員あるある研究会 | トップページ | 『本屋さんで本当にあった心温まる物語』 川上徹也 »
「日本の作家 な行」カテゴリの記事
- 『町の本屋という物語』 奈良敏行、三砂慶明 24-257-3283(2024.09.08)
- 『本を守ろうとする猫の話』 夏川草介 24-246-3272(2024.08.28)
- 『きりこについて』 西可奈子 24-204(2024.07.18)
- 『発達障害・グレーゾーンのあの人の行動が変わる言い方・接し方事典』 野波ツナ 24-183(2024.06.27)
- 『愛についてのデッサン』 野呂邦暢 24-177(2024.06.21)
« 『書店員あるある』 書店員あるある研究会 | トップページ | 『本屋さんで本当にあった心温まる物語』 川上徹也 »
コメント