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『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目学

かのこちゃんとマドレーヌ夫人

万城目学

ちくまプリマー新書 128

 主人公は、小学校1年生ののかのこちゃん。同じクラスのすずちゃんと「ふんけーの友」になろうと頑張っています。(「刎頚の友」って、わたし今まで知りませんでした。1年生でこれを知ってしまったかのこちゃんとすずちゃんは凄いわ!)

 かのこちゃんの家にはマドレーヌ夫人という名の猫と、玄三郎という犬がいるのですが、この2匹の出逢いがステキなんですよ。とってもロマンチック!

 赤毛のアンの真似をして、かのこちゃんとすずちゃんが「お茶会」を開いたのですが、2人は「大人のお茶会」を目指していて、これがすっごくカワイイの!

 万城目さんですから、ファンタジー溢れる作品なんですけど、それよりも2人の元気な女の子の日常がとってもステキに描かれていて、いつもとは違う魅力に溢れていました。

 

 ところで、「かのこ」という名前の由来をお父さんに聞いたら「鹿に聞いた」って!もしかしてお父さんは、「鹿男あをによし」のあの人ですか?

 とにかく可愛くって心温まるストーリーなので、すべての昔子供だった人におすすめしちゃいます!

1494冊目(今年19冊目)☆☆☆☆

 

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コメント

こんばんは^^
万城目さんが少女が主人公の作品を書くなんて!と衝撃を受けたのですが^^;可愛らしい作品でしたよね~
かのこちゃんが素直でとてもかわいかったです。
お父さんとお母さんもいい味出していました。
そしてどこか繋がっていそうで、妄想が広がりますね^^

かのこちゃんの子供らしさがかわいかったです。それとマドレーヌ夫人の目線とか行動とかがリアルで、自分が猫になったような気分で読めました。

「猫は眠気に逆らえない」って言葉がツボでした(*´∀`*)

かのこちゃんのお父さんは、やっぱり鹿男だと思ってます。おばあさんと玄三郎のエピソードも「鹿男」につながっていますしね。そしていつか、かのこちゃんが名付け親の鹿と体面することになったら、面白いですね。

苗坊さん☆こんばんは
かのこちゃんがノビノビと育ったのは、やっぱり名付け親が良かったからかしら?
普通そうで、実はそうではないご家庭だったようですね。

日月さん☆こんばんは
マドレーヌ夫人を追いかけてかのこちゃんが路地や塀の上を追っかけて行く姿が目に浮かぶようで、こういう子供時代を過ごせる子は幸せねぇって思いました。
そして、「鹿男」をもう一度読みたくなりました (^O^)/

Rokoさん
そうか、鹿男あをによし 読まなければ 笑

yoriさん☆そうなんですよ!
鹿男を是非読んでくださいね。
それにしても、かのこちゃん可愛かったですねぇ。

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