『踊ってはいけない国、日本』 磯部 涼
中学校の体育の授業にダンスが取り入れられるようになり、世間で流行っている音楽もK-POPを中心にダンスミュージックがほとんどです。
一方、ダンスする人をターゲットとして営業しているディスコやクラブは、風営法という法律の下、どんどん弾圧されている状態です。ここ数年強力な手入れが行われ、大阪では壊滅的な状態なのです。
なぜ、そんなことになってしまったのかと言うと、風営法の定めるところによると、営業時間は午前0時あるいは1時までと制限されているからなのです。こんな法律知ってましたか?そんな時間で営業を終了しろって?何考えてるんだっていいたくなる法律です。
学校の授業ではダンスを教えているのに、町に出ると踊る場所がないってのは、どう考えても変でしょ?
日本の法律って「安全に」「穏便に」ばっかり考えているから、ドンドン訳の分からない所へ行ってしまう典型が「風営法」なのかもしれません。
暗い話が続いてしまったので、ここでダンス好きにとってステキなお話を1つ。
アフリカのバントゥー族の挨拶は、すべてが踊りに結びついているのだそうです。「こんにちは」も「こんばんは」も「さよならも」全部同じ言葉。
日本だったら「こんにちは」「こんにちは」という会話が、こちらでは「お前は踊ってる?」「踊ってるよ。踊ってる?」「踊ってる!」なんですって!ああ、なんてステキなんだろう!
日本ではダンスが日常にまだ溶け込めていないから、いろんな矛盾が噴出してしまっています。AKB や KARA を当たり前として育った子供たちが大人になったころ、日本のダンス環境はは変わっているのでしょうか?
1493冊目(今年18冊目)☆☆☆☆☆
« 『情報の呼吸法』 津田 大介 | トップページ | 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 万城目学 »
「伝記・日記・ノンフィクション」カテゴリの記事
- 『河川敷の「原住民」』 趙海成 26-149-3908(2026.05.29)
- 『鹿鳴館の貴婦人 大山捨松』 久野明子 26-123-3882(2026.05.03)
- 『翠雨の人』 伊与原新 26-121-3880(2026.05.01)
- 『戦争とバスタオル』 安田浩一、金井真紀 26-100-3859(2026.04.10)
- 『ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還』 斎藤文彦 26-90-3849(2026.03.31)
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『外科室』 泉鏡花、ホノジロトヲジ 26-161-3920(2026.06.10)
- 『「若者の読書離れ」というウソ』 飯田一史 26-153-3912(2026.06.02)
- 『翻訳する女たち』 大橋由香子 26-146-3905(2026.05.26)
- 『乱歩と千畝』 青柳碧人 26-141-3900(2026.05.21)




コメント