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『間抜けの構造』 ビートたけし

間抜けの構造 (新潮新書)
ビートたけし
新潮社

 「間に合う」「間が持たない」「間違い」「間が悪い」そして、この本のタイトルにもなっている「間抜け」など、日本人にとっての「間」とは、社会生活を送るために必要なものと捉えている方が多いのではないでしょうか。

 集団の息を合わせるというような「団結心」を表すことも多いし、他者との距離感という意味での「間」というのは、わたしたちの心の底に根を張っているような気がします。

 お互いがストレスを感じないようにという意味で存在する「間」なのに、それを意識し過ぎて何もできなくなってしまっている人が最近本当に増えてきました。「間」を突き詰めると「魔」になるのだという怖さを感じます。

 たとえば、「結果をイメージしないと正しく動くことができない」と自己啓発本に書いてありますが、これだけが総てじゃないですよね。でも、それだけが正解だって信じてしまう人が余りにも多くて、ビックリしてしまいます。

 その通りだとしたら、「イメージできないことは何もできない」になってしまいます。

 そんな頭でっかちになっちゃうから、「自分が見つかりません」なんてことになっちゃう!

 ガムシャラに突っ走って行ったら、何かにブチ当たるってことだってあるじゃないですか。何でもいいからコツコツ頑張っていれば、きっと何かいいことがあると信じて、前進するしかないでしょ!

 間抜けと言われようが、KYと言われようが、タケチャンのように自分の信じる道を突き進める人が一人でも増えれば、日本はもっといい国になるのにね。

1505冊目(今年30冊目)☆☆☆☆☆

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