『プチクリ! - 好き=才能!』 岡田 斗司夫
岡田さんがこの本で提唱するプチクリとは、「プチクリエイター」の略なんです。プロのクリエイターになるのはタイヘンだけど、ちょっとだけクリエイティブなことをしてみようという「プチクリ」なら、誰にだってできるんだよ!というのがこの本の趣旨です。
人間誰だって何かしらの才能を持っています。ところが、自分に才能があるってことに気づいていない人って本当に多いです。学校の勉強ができるとか、運動神経が良いとかという誰から見ても分かりやすいところばかりに注目しがちですけど、才能ってそれだけじゃないんです。
じゃぁ、才能ってどうやったら見つかるの?答えは簡単です。あなたが楽しいと感じるのはどんな時?、どんな事?
音楽、絵、動物、車、スィーツ ・・・ 何でもいいんです。とにかく、それがあれば楽しいと思えること、そこに才能が隠れているんです。
例えば音楽一つを取ってみても、楽器を演奏する、歌を歌う、音楽を聞く、ライブへ行く、友達と好きなアーティストについて語る、などなど、いろんな楽しみ方がありますよね。自分はその中のどれが好きなんだろう?って考えてみます。
それを自分一人で楽しむだけじゃなく、世間に発信してみると、あなたはもうプチクリなんです。SNS で語り合うもよし、ブログに記事を書いたり、写真や動画をアップしたりできたら、もうクリエイターです。
自分はこういう事が好きだ!こういう時間を過ごせるのは幸せだ!こういう時間を過ごすためにわたしは生きている!という気持ちを発信できるって、実に楽しいじゃないですか。
プロじゃないからこそ楽しいってこともあります。締切もノルマもないんです。自分のペースでやっていけばいいんだもの。こんなに自由で楽しい事って他にありますか?
何か楽しいことないかな?と思ったら、この本を開いてみてください。きっと何かが見つかるはずです。
1508冊目(今年33冊目)☆☆☆☆☆
« 『猫楠 - 南方熊楠の生涯』 水木 しげる | トップページ | KRAFTWERK 赤坂BLITZ DAY 1 『アウトバーン/Autobahn』 »
「日本の作家 あ行」カテゴリの記事
- 『シュガータイム』 小川洋子 205(2022.07.31)
- 『D坂の殺人事件』 江戸川乱歩 216(2022.08.11)
- 『世間とズレちゃうのはしょうがない』 養老孟司 伊集院光 204(2022.07.30)
- 『川まつりの夜』 岩城範枝 出久根育 210(2022.08.05)
- 『ことわざから出会う心理学』 今田寛 211(2022.08.06)
« 『猫楠 - 南方熊楠の生涯』 水木 しげる | トップページ | KRAFTWERK 赤坂BLITZ DAY 1 『アウトバーン/Autobahn』 »
コメント