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『坂の上の坂』 藤原 和博

坂の上の坂
坂の上の坂
posted with amazlet at 13.05.13
藤原和博
ポプラ社

日本では多くの人が(外国と比較して)倍の年収をもらっていて、しかも税金もはるかに低率なのに、なぜ日本に住んでいると豊かになれないのか(本文より)

 日本の中にいると気が付かないのだけれど、ちょっと外に出てみると、いつも感じることです。あるいは、日本の中にいる外国の人たちを見ていてそう感じることもあります。

 それは何故なのかと考えてみると、会社(仕事)に対しての考え方がどうも堅いんじゃないかと思います。自分のスタンスを考えたときに、その重心を会社に置いてしまっている人の多い事!

 いつだか、友達が言っていた言葉を思い出します。「うちの旦那は日曜日に出かけても、月曜日に差し障らないようにって早く帰ろうとするの。それじゃ休みの意味がないじゃない!」「日曜日は目いっぱい遊んで、月曜日にはビシッと仕事を行くってできないのかしら?」

 そんな悲しい宮仕え生活している人がどうしてこんなに多いんだろう?

 昔なら一生懸命会社に尽くして、定年になって、余生はほんの少しと考えれば良かったけど、今はみんな長生きする時代になってしまったんです。65歳定年の後、20年も余生があるわけですよ。生活の中に会社しかなかった人は、どうやって生きていくのかしら?

 若いころから続けていた何かがあるからこそ、余生が楽しみにできるんですよね。何もなかった人が、その時になって急に探したって、やることなんて見つかりません。それでいいんですか?という警鐘をこの本は読者に与えてくれています。

 たった一度の人生なんだから、それをどう使うかは自分次第。じっくり考えてみるべきテーマです。

 あなたには一生続けられる何かがありますか?

1509冊目(今年34冊目)☆☆☆☆☆

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日本の作家 は行」カテゴリの記事

コメント

休みの日に翌日のことを考えて、遊びをセーブする・・。そんなことをしていました。私も・・。
しかしあの震災を機に考え方を変えました。

私はあの震災の日に翌日の仕事のことを考えて、体力を温存するということを考えていたのです。その当日の家の惨状がどうであれ、
「明日、定時にショップをオープンさせるのに、交通機関は平常通り動くんだろうか?地下鉄がだめなら、何を使っていこうか?まずJRは使えないから、もしかしたら歩いていかないといけないかしら?」などと思いを巡らせながら、渋谷から渋滞の道路を走っては止まりのバスに乗っていたのです。

震度5の地震で、その日ははやく終業し、皆家路を急いでいるのにですよ!この私ったら何を考えていたのでしょう?電話は通じず、メールも滞り、SNSを使って友人の安否を確認していて、何が翌日の仕事だ!ということを今だから考えられるのであって、当日は全く考えが及ばなかったのです。

今の私はすっかり変わりました。今日できることをしっかりやる、明日は明日の風が吹く、休みと仕事のけじめをつける、(これは休みの日にメールが来たりするからなかなかできなかったりします。無視しようかな?休みの日のメール)

いろいろなことに首を突っ込むということもあるかしら?できるだけのことをやってみようと思っています。

ゆみりんこさん☆こんばんは
「アリとキリギリス」だったら、アリが偉いんだってわたしたちは教わってきました。それは平和な日々が続くという前提での話なんですよね。
明日がどうなるか分からない今のような時代、キリギリスの方が今を生きるには合っているのかもしれません。
今日やらなかったら、明日にはなくなってるかもしれない。そんな気持ちが強くなってきました。

今日のわたしはどこまで行けるのだろう?どこまでできるのだろう?そう思ったら、グズグズしてるヒマなんてないわねぇ!

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