『藝人春秋』 水道橋博士
世の中には変わった人が沢山います。人を笑わせようとしている芸人よりも、ただそこにいるだけで面白い普通の人もいます。
この本の中に登場する苫米地先生や、草野仁さんって、突き抜けちゃってる面白さがあるんですよね。だから本人は気付いてないかもしれない。いや、気付かなくていいんでしょう。お笑いの人じゃないんですから。
逆に、そのまんま東さんは、思いっきり真面目な人で勉強家だから、お笑いでは限界が見えちゃって政治の世界へ転身してしまったのかもと思えました。
そして、変な人の極めといえば、テリー伊藤とビートたけしです。水道橋博士はこの2人と接する機会が多かったせいか、細かく分析をしています。
「でもさぁ、オレだけは、たけしさんの哀愁以外だけを演出したいんだよぉ!」(テリー伊藤)
これがテリーさん流の考え方なんだなぁって感心してしまいました。
そして、
「でも、俺のほうがより凶暴で、俺の方がよりやさしい」(ビートたけし)
これこそが、タケちゃんの本質なんだと思います。トコトン突き詰める厳しい人だけど、それは心根の優しさを隠しているだけなんじゃないかしら?
水道橋博士の眼を通して描かれる奇人変人たちの本質は、バカバカしくもあり、大真面目でもあるのです。他人からは「?」としか思えないような事を、トコトン突き詰めていく彼らの姿は、どこか滑稽で、愛おしくてしょうがないのです。
1523冊目(今年48冊目)☆☆☆☆☆
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藝人春秋著者:水道橋博士文藝春秋(2012-12-06)販売元:Amazon.co.jp
人気漫才コンビ・浅草キッドの一員であり、芸能界ルポライターをも自任する水道橋博士。現実という「この世」から飛 ... [続きを読む]
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こんばんは。
水道橋博士目線の有名人たちがとても個性的で奇抜で面白かったです。
普通に見ていたらバカバカしいのかもしれないですが、それが個性で面白さに結び付いているんですよね。
やっぱりビートたけしさんや、テリーさんは非凡だなと思いました。
投稿: 苗坊 | 2013年7月21日 (日) 20:15
苗坊さん☆こんばんは
どんな仕事だって、興味のない人にとってはつまらない事なんですよね。
何かをトコトン突き詰められる変人でなければ、何もできないんだろうなぁって思う一冊でした。
投稿: Roko(苗坊さんへ) | 2013年7月21日 (日) 21:10