『リバーズ・エッジ』 岡崎 京子
ヴィレッジヴァンガードプレスvol.45「20年前の本棚」のリストの中にこの本があった。いつでも読めると思っていたのに、気が付いたらあれから4年も経っていた。
高校生の頃って、どうしてあんなにガサツで繊細な気持ちが混在していたんだろう?無駄にはしゃいでみたり、誰にも言えずに一人で悩んでみたり、元気なふりをしたり、不機嫌なふりをしたり、どうしてあんなに面倒くさいことばかりしていたんだろう?
学校って勉強を教わりに行くところだと親は信じていたみたいだけど、わたしにとっては家からの避難所だったような気がする。友達と話をして、部活をして、学校の帰り道にあるパン屋で買い食いして、そんな単純なことが楽しかった。
大人になる一歩手前、子供であることが許される最後の時間、あの頃に戻りたいかと聞かれても、答えに詰まってしまう。もう一度やり直すには、面倒くさすぎるあの頃。
そんなことを考えるのって、久しぶりだなぁ!
やっぱり、岡崎京子はいいね!
1525冊目(今年50冊目)☆☆☆☆☆☆
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