『聖痕』 筒井 康隆
類い稀なる美貌を持って生まれたが故に、猟奇変態的事件に巻き込まれた主人公。設定も奇抜なら、文体も懐古的と言うか、耽美的と言うか、これぞ筒井康隆ワールドな作品でした。
ほとんどの作品を読んできたわたしにとっては、読まずにいられない作品だったし、しっかり堪能させて頂きましたが、これまで筒井作品を読んでこなかった方には、ちと辛いかな?
これが最後の作品となるだろうとおっしゃってますが、筒井さんのおっしゃることですからねぇ。きっと覆してくれるだろうなぁと期待しています。
インタビュー記事は → こちら
1535冊目(今年60冊目)☆☆☆☆☆
« 『世界から猫が消えたなら』 川村元気 | トップページ | 『日本人の知らない日本語4 海外編』 蛇蔵 海野凪子 »
「日本の作家 た行」カテゴリの記事
- 『「不適切」ってなんだっけ』 高橋源一郎 24-199(2024.07.13)
- 『マンガ「山奥ニート」やってます。』 棚園正一、石井あらた 24-182(2024.06.26)
- 『きのうの影踏み』 辻村深月 24-176(2024.06.20)
- 『いつか月夜』 寺地はるな 24-225-3251(2024.08.08)
- 『サキの忘れ物』 津村記久子 24-158(2024.06.02)
« 『世界から猫が消えたなら』 川村元気 | トップページ | 『日本人の知らない日本語4 海外編』 蛇蔵 海野凪子 »
コメント