『つむじ風食堂と僕』 吉田篤弘
この物語の主人公、リツ君は「それからはスープのことばかり考えて暮らした」に登場するパン屋さん3(トロワ)の安藤さんのお子さんです。彼はまだ小学生なのだけれど、とても大人びた考えを持っています。
彼は100円玉を10個握りしめて「つむじ風食堂」へごはんを食べに行きます。ごはんがおいしいのはもちろんだけど、ここにやってくる大人たちと話をするのが楽しいのです。
将来どんな仕事をしたら楽しいのかな?リツ君は大人たちに質問していきます。大人たちはそれぞれの思いを話してくれます。
この本をいきなり読んでも面白いけど、できるなら「それからはスープのことばかり考えて暮らした」と「つむじ風食堂の夜」の2冊を読んでから、この本を読むことをお奨めします。
この「ちくまプリマー新書」は、「子供たちに、1つだけ伝えるとしたら、あなたは何を伝えますか」「それを、原稿用紙100枚で書いてください」という趣旨で作られているのだそうです。装丁はすべて、吉田さんが主宰されている「クラフトエヴィング商會」が行っています。1冊1冊違う装丁で、そのどれもがすてきなのです。
この本は「ちくまプリマー新書」の記念すべき200冊目の本です。文章も、装丁も、ステキなこの本を大勢の人に読んで欲しいな!
1549冊目(今年74冊目)☆☆☆☆☆
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