『Happy Box』
この本は、「幸」という文字が名前に入っている作家を5人集め、幸せについての物語を書き下ろしてもらった短編集です。
伊坂幸太郎さんの「Weather」は、天気についてとても詳しい男性が主人公なのですが、なぜ彼が天気に詳しくなってしまったのかのくだりが、とても伊坂さん的で、クスクス笑いが止まりませんでした。
そして、同じ本に伊坂さんが書いているのを承知した上で「幸せな死神」を書いた小路幸也さんもステキです。
どんな窮地に立たされても幸せを見つけようとする人もいれば、恵まれた環境にいるのに幸せを感じられない人もいます。
幸せって何なんだろう?って考えさせられてしまう1冊でした。
1567冊目(今年10冊目)☆☆☆☆
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苗坊の徒然日記
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こんばんは^^
幸せの感じ方や捉え方は人それぞれですよね。
色んな幸せの形があるんだなと思いました。
小路さんの死神登場は強気に出たなーと思いました^m^
投稿: 苗坊 | 2014年2月 2日 (日) 00:17
苗坊さん☆こんばんは
小路さんの死神の、「死神は死を招くのではなく、死を見守るだけなんだ」っていうセリフがカッコよかったです。
幸せってどこにでもあるものなんだけど、それに気が付くかどうかが問題なんだよなぁって、改めて考えちゃいました。
投稿: Roko(苗坊さんへ) | 2014年2月 4日 (火) 00:37