『「からだ」と「ことば」のレッスン』 竹内敏晴
たとえば「あなたキレイね」と言われて、素直にありがとうと思う人。わたしはキレイなんだから当然よと思う人。きれいでもないわたしにそんなことを言うなんて、この人下心があるのかしらと思う人。同じ話を聞いていても、それをどう受け取るかは人それぞれです。
でも、自分の気持ちが相手に伝わらないのは、相手のせいだけじゃないの。自分が言葉に気持ちを込めていないってこともあるのよね。
自分がどんな態度で相手に相対しているのか?それを一番分かっていないのは自分自身なの。それは何故なのかって?だって、自分の姿を外から見てないんだもの。どんな姿勢なのか?どんな声のトーンなのか?どんな話し方をしているのか?
他人に言われても納得できないことも、自分の眼や耳で確認したら、きっと納得できるはず。怖いけど、怖いからこそ、自分を第三者的に見ることって大事なんだと思います。
1560冊目(今年3冊目)☆☆☆☆☆
« 『女人讃歌 甲斐庄楠音の生涯』 栗田 勇 | トップページ | 『トーキョー・プリズン』 柳広司 »
「新書」カテゴリの記事
- 『世界秩序が変わるとき』 齋藤ジン 25-35-3431(2025.02.08)
- 『カーストとは何か』 鈴木真弥 25-20-3416(2025.01.24)
- 『江戸の貧民』 塩見鮮一郎 25-13-3409(2025.01.15)
- 『世界は経営でできている』 岩尾俊兵 25-6-3402(2025.01.07)
- 『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』 三宅香帆 24-366-3392(2024.12.26)
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『幻肢痛日記』 青木彬 25-31-3427(2025.02.04)
- 『思考の穴』 アン・ウーキョン 25-34-3430(2025.02.07)
- 『私の身体を生きる』 24-369-3395(2024.12.29)
- 『崑ちゃん・鎌田式老化のスピードを緩める最強の習慣!』 鎌田實×大村崑 25-4-3400(2025.01.05)
- 『すごい音楽脳』 宮崎敦子 24-342-3368(2024.12.02)
「ことば・コミュニケーション」カテゴリの記事
- 『遺体と火葬のほんとうの話』 佐藤信顕 24-273-3299 (2024.09.24)
- 『英語多読』 繁村一義、酒井邦秀 24-173(2024.06.17)
- 『句点。に気をつけろ』 尹雄大 24-100(2024.04.05)
- 『言語の本質』 今井むつみ 秋田喜美 24-47(2024.02.17)
- 『推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』 三宅香帆 361(2023.12.28)
コメント