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『小さなトロールと大きな洪水』 トーベ ヤンソン

 

 ムーミンシリーズは高校生の頃(何十年前だ?)に全部読んでいたのですが、この作品の存在は最近まで知りませんでした。

 パパを探しにママとムーミントロールが旅をしているという所から始まるこの作品は、1945年に書かれた、いわばプロトタイプの作品です。

 いつもは優しいママが、あてのない旅の中で厳しさを見せているところに、これまで読んだ作品との差を感じました。

 ムーミンシリーズって、シニカルだけどほんわかしている部分もあるところが魅力なんですけど、その柔らかさは、今回殆ど登場しなかったパパが生み出していたものなのだなと感じたのでした。

1589冊目(今年32冊目)☆☆☆☆☆

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