『5分の使い方で人生は変わる』 小山 竜央
勉強をしよう。ダイエットをしよう。いろんなことを計画しても3日坊主だったり、いえいえ3日やればいい方で、全く手を付けぬまま何年も経ってしまっていることは、どなたにもあると思います。
そうならないためにはどうすればいいのか?について書かれた本は数多く、どうしたらいいかのセミナーも数多く、でも、結局できないままの事が本当に多いのです。
それは何故なのでしょうか?
著者はこう言っています。
自分を信じてはいけない
計画を立てるのも自分。それを実行できないのも自分。何故実行できないのかって?
答えは簡単。面倒くさいんです!
人間の脳は、自分の生命を維持することを第一に考えています。ですから、生きていくのに不必要なことは面倒くさくてやりたがらないんだそうです。
別に痩せなくったってスグに死ぬわけじゃないし、勉強しなくったって生活に困るわけじゃありません。新しく何かを始めるって事は、とにかく面倒くさいんです!!
面倒くさいからやらない → やらないから忘れる
歳を取れば取るほど、この公式にはまりやすくなります。だから、「忘れない」という事がとても重要なのだそうです。
興味あるモノの写真や絵を部屋に貼る。手帳に書いておく。それを眺めるだけでも忘れることはなくなります。自分のメモリーに残しておくことはとても大事です。
そんなことだけでは自分はきっとやらないという自信(?)があるなら、それを実際にやっている人と友達になるという手もあります。誰かに後押ししてもらうと、案外「面倒くさいけどやるか」という気になれたりします。とにかく、自分を信じないことが大事です(笑)。
他にも様々なポイントが書かれているこの本ですが、わたしにとっては「自分を信じない」という部分がとても印象的でした。
1595冊目(今年38冊目)☆☆☆☆☆
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