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『天切り松闇がたり 第五巻 ライムライト』 浅田 次郎

 

 御久し振りじゃござんせんか、天切り松のとっつぁんの話をまた聞けるなんて、ありがてぇなぁ!

 目細の親分は腕が確かなだけではなく、優しい心根を持った人だからこそ、これだけのいい子分が揃ったのでしょう。そして、メンツや体裁しか考えていないような人間は大嫌いなところも、実に爽快なのです。

仁は二人の人、義は真の道。相手の心が読めねえやつ、表裏のあるやつは、満足な挨拶もできねぇ。おっと、これも銀次親分の受け売りだがの(本文より)

 仕立て屋銀二が跡目とまで行った中抜きの名人、目細の安吉
 正面切っての押し込み強盗、人呼んで説教寅
 玄の前の女掏摸、振袖おこん
 俺に天切りの技を教えてくれた、黄不動の栄治
 そして百面相の書生常

 みなさん、いずれ劣らぬカッコよさに、またまた惚れ直しちゃったじゃないですか!

 江戸弁のセリフは、思わず声を出して読んじゃうカッコよさ!天切り松のとっつぁんの話を直に聞いてみたいなぁと、心から思ってます。

1597冊目(今年40冊目)☆☆☆☆☆

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