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『ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子』 マネー・ヘッタ・チャン

ヘッテルとフエーテルのみにくいアサヒるの子
マネー・ヘッタ・チャン
幻冬舎

あさひ・る【朝日る】(動ラ五[四])
(1)事実を捏造して悪く言ったり笑ったりする。
(2)自分の利益のために、ごまかしてうまく立ち回る。
(3)麻薬などの薬物により酔った責任能力のない状態になること。
(4)売国をする。国を売る。
(5)まれに親韓派、親中派の行動を指して使われることもある。
(6)朝日が動詞化したもの。(本文より)

この言葉の詳細は→ こちら をご覧ください。

 前作「ヘッテルとフエーテル」「マッチポンプ売りの少女」も強烈でしたが、この作品もなかなかの出来でございます。えっ、あのニュースって、本当はそういうことだったの?と思うような事が実に分かりやすく、書かれております。

 今回もブラックな世の中に関して、色々と解説して下さってるいるのですが、特に最後の物語は嫌になっちゃうくらい怖いお話です。50年以上戦い続けている「水俣病」のパターンが、震災で発生した原発訴訟にも応用されているっていう指摘は、この国ってどうしてそうなの?と頭を抱えたくなる事実なのです。

 この本の一部が読めるページもあるので、興味のある方は是非! →こちら

1620冊目(今年63冊目)☆☆☆☆☆

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日本の作家 ま行」カテゴリの記事

コメント

著者のマネー・ヘッタ・チャンです。
この度は拙書を紹介くださり、ありがとうございました。

執筆した1年前から、最後の話の通りに原発関係が進んでいるので、先見があった思いつつ、伝えきれないのを歯痒く思っています。

過去から学ぶ人が多くなってほしいと思います。

マネー・ヘッタ・チャンさん☆ありがとうございます。
著者の方からのコメントだなんて、ちょっと緊張しちゃいます(笑)
今回も身近な怖い話が多くて、本当に勉強になりました。
特に原発関係が水俣病と同じパターンでいきそうだというチャンさんの予測が大当たりで、非常に怖いと思います。
こんなことを許したらアカン!ということを大勢の人に知ってほしいと思います。

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