『異国トーキョー漂流記』 高野秀行
高野さんの勉強方法は実にユニークです。たとえば、コンゴへ行きたいので言葉を覚えようと思う時、普通の人はフランス語止まりですが、彼は現地の人とホンネでの話をしたいと考え、現地の言葉「リンガラ語」を勉強しようと考えます。そうなると、教わる相手はコンゴ人しかいません。あらゆるツテを駆使して先生になってくれる人を見つけ、言葉を習う事に成功したのです。
高野さんがコンゴへ行きたいと思った理由は怪獣探しだったのですが、結局は見つからずじまいでした。でも、コンゴへ行った実績はその後の仕事に結びつきました。「なるほど!ザ・ワールド」(懐かしい!)のネタ探しにコンゴへ再び行くことが出来たのです。そして、その時にエマニュエル・ドンガラさんと出会い、彼が書いた小説を読んでいたく感動!その小説を日本語に翻訳して大学の卒論にしてしまったというんだから、高野さんってただ者じゃありません!
そしてこの本に惚れ込んだ高野さんは、何と日本語での出版までしてしまったというのだから、運命というのは不思議なものですよねぇ!
この本も読んでみようかしら。
トーキョーにいても、外国の人と不思議な友情を育んでしまう高野さんって、とても心優しい人なのでしょうね。
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