『スルーされない技術』 石田 彰洋
せっかく一生懸命に話しているのに聞いてもらえないのって悲しいです。それが続くことによって、人前で話すことや、自分の考えを明示することが怖くなってしまう人もいます。
なぜ相手はその話をスルーしてしまうのか?をきちんと考えてみると、決してあなたの事を嫌いだとか、軽く見ているからというわけではないんです。じゃぁ、何故スルーされるのでしょうか?
それは、「相手にとって興味を持てるような伝え方をしていないから」。それだけのことなのです。じゃぁ、どうすればいいのか?の具体的な例がこの本で説明されています。
その中で、どんな人に向けてもできる方法を一つご紹介します。
それは、
相手の名前を呼んで始める
ということです。
えっ、それだけ?
それだけなんです!
たとえば、「このお茶を飲むとお肌の調子が良くなりますよ!」と呼びかけただけでは、振り向いてもらえませんが、
「〇〇さん、このお茶を飲むとお肌の調子が良くなりますよ!」という具合に、相手の名前を最初に入れると、「あっ、わたしに向かって話をしてくれている、ちゃんと聞かなくっちゃ!」という積極的な気持ちに変わります。すると、話が通じやすくなるんです。
話の中身ももちろん大事ですけど、まずは、こっちを向いてもらうという意味で名前を呼ぶことはとても大事なんですね!
これができたら、後はこの本を読んで、相手の気持ちを掴む方法を1つずつ試してみることをお奨めします。
もちろん、わたしもやってみます。
このブログを読んでくださった方、ありがとうございます!
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R+(Reviewplus) さんからこの本を提供していただきました、ありがとうございます。
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