『なぜ年収3000万円の男はセンスにこだわるのか?』 臼井 由妃
「年収3000万円の男」って、エクゼクティブって意味なのでしょうか?会社員という範囲で考えればかなりな額ですが、決して大金持ちではありませんよね。普通の人よりワンランク上の成功を収めるには?という感覚で、わたしはこの本を読んでみました。
この本の中で気に入ったセンテンスは、こんなところです。
- 話の長さと年収は反比例する。
- 一流の男は「が」を使い、二流の男は「で」を使う。
- 食事をする時は姿勢を正し、歩く時には背筋を伸ばす。
- 食わず嫌いは視野を狭め、人付き合いを狭める。
成功している人はセンスにこだわる。という趣旨のこの本ですが、この本の中で語られているのは、決してセンスの問題ではないと感じました。大事なのは「当たり前のことをちゃんとする」ということなのだと思います。
社会人として、大人として、このくらいのことを分かってなきゃダメだよねと思うのですが、それをまとめて本にできるくらい、日本には大人がいないのかと残念な気持ちになったのでした。
R+(Reviewplus) さんからこの本を提供していただきました、ありがとうございます。
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