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『ヒップな生活革命』 佐久間 裕美子

ヒップな生活革命 (idea ink 11)
佐久間 裕美子
朝日出版社

Hip(ヒップ)または hep(ヘップ)は、英語の俗語のひとつ。形容詞的に、「今の流行」またはある特定のトレンドや事柄に精通している人、熱中している人を指して使う。 "Hip" は "cool" と同様に、ある特定の感性を指すものではなく、何が "hip" であるかは時代と共に変化する。(wikipedhiaより)

 一生懸命にアンテナを張り巡らしてハヤリに乗ろうとする人が沢山います。だからこそ様々な情報が世の中には沢山あるわけです。マスメディアは、そういう情報を集め、時には情報を作り出し、それを世間に流布することで確固たる地位を作り上げてきました。その力を上手く利用して力を付けた企業もたくさんあります。

 「世の中の流れに上手く乗るのがオシャレな生き方なんだよ」という戦略に、わたしたちは上手く乗せられていたわけです。

 21世紀になってから様々な困難がわたしたちに降りかかってきました。民族問題が世界各地で勃発し、天災は多発し、経済は膠着し、20世紀に上手く行った考え方だけではもうやっていけないことが増えているのです。

 そんな今、大事なことは「自分らしく生きること」なのだと気が付く人が徐々に増えてきました。アメリカでのそんな動きを取材し、まとめられたのがこの本です。

 ここで取り上げられている会社や団体の1つ1つは小さなものです。でも、その考え方、心意気には大きなものがあるのです。

その地域の旬の食べ物を食べること。自分の周りで作られたものを支援すること。自分の手の届く範囲から何かを変えようとすること。(本文より)

 これまで素晴らしいと考えられてきた「大量生産」や「低価格」の為に生じた不都合が、少しずつ明らかになってきました。それならば、自分たちで安全なものを必要な分だけ生産すればいいではないかということに気が付いた人たちが様々な活動を始めたのです。

 安全なものを作る人を探し、あるは自分で作ることに目覚め、これまで他人任せだったことを自分たちの手に取り戻そうとする活動こそが、これからの時代を切り開いていくことなのだなと強く感じる内容でした。

 この本はわたしにとって、これから生きていくためのバイブルになるのかもしれません。

1662冊目(今年9冊目)☆☆☆☆☆☆

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