ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』 平川克美 | トップページ | 『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』 吉田 尚記 »

『ぼくのニセモノをつくるには』 ヨシタケ シンスケ

ぼくのニセモノをつくるには
ヨシタケ シンスケ
ブロンズ新社

 けんたくんは、お母さんや先生からしょっちゅう小言を言われています。あれもやりたくないし、これもイヤだし。それを解消するためには、自分のニセモノがいればいいんだ!と思いついたけんたくんは、自分のニセモノになってくれるロボットを買うことにしました。

 そのロボットに自分のニセモノになれって言ったら、ロボットが色々質問してくるんです。

  • けんたくんの好きなもの、嫌いなもの
  • けんたくんができること、できないこと
  • けんたくんの家族のこと
  • けんたくんが通っている学校のこと

 などなど、色んな質問をされているうちに、自分って一人しかいないのに、相手によって違う役割をしてるんだなぁって、けんたくんは気付いたのです。

 けんたくんが受ける質問は、ホントにシンプルなんだけど、こんな風に自分のことを見つめてみることって、意外とやってないんだなと気付かされました。

 自分のニセモノを作るには、自分を良く知らなければならないんだって気付いたけんたくんは、少しずつ成長していきます。

 彼が気付いた、小っちゃい頃に好きだったことは、自分の根っこにずっと残っているんだっていう辺りは、掘り下げてみる必要がありそうです。自分が生理的に持っている好き嫌いの根っこは、ここにありそうですもの。

自分を知るってめんどうだけど、おもしろい!

 子供向けに書かれてますけど、実は大人の方が喜んでしまいそうな本ですよ!

 ブロンズ新社のページでチラ見できますので、ぜひ見てね!

1665冊目(今年12冊目)☆☆☆☆☆☆

« 『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』 平川克美 | トップページ | 『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』 吉田 尚記 »

日本の作家 やらわ行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ぼくのニセモノをつくるには』 ヨシタケ シンスケ:

« 『「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ』 平川克美 | トップページ | 『なぜ、この人と話をすると楽になるのか』 吉田 尚記 »