『手にした人だけが次の時代に行ける黄金のボタン』 小楠 健志
著者は子供のころから格闘技をやっていたので、常にケガが絶えない日々を送っていたそうです。痛いところがあるので病院へ行っても「骨に異常はありませんね。湿布を出しておきましょう。」という対応をイヤというほどされてきたのです。
病院ではダメだと思い整骨院へ行ってみると、ちゃんと治してくれるのです。その体験から、自分も整骨院をやってみようと思い立ったのが、ジコサポを設立する原点となったのだそうです。
こういう感じ、よく分かります。スポーツやダンスで身体を酷使して、どこかを痛めたときに、整形外科などの医者はほとんど役に立ちません。骨が折れたとか、靭帯が切れたとか、外科的に治療する箇所がはっきりしないと病院へ行ってもしょうがないことが多いのです。
痛い原因は骨なのか?筋肉なのか?筋なのか?それともバランスなのか?それを見てくれるのは治療院や整骨院なのです。(ホントは病院でだって分からなければいけないと思うけど)
著者の小楠さんがジコサポという治療院のネットワークを作るにあたって、いつも中心に考えているポイントは「三方よし」ということです。「自・他・公」すべてが上手くいくことこそが大事なのです。
自(整骨院)・他(治療しにいらっしゃる患者さん)・公(社会貢献)のすべてを満足させられなければ、事業は続けていけないという考え方には、とても共感できました。
今だけ良ければ、自分だけ良ければ、お客様は神様です、という考え方だけでは、いつか限界が来るということを痛感しました。
R+(Reviewplus) さんからこの本を提供していただきました、ありがとうございます。
1670冊目(今年17冊目)☆☆☆☆
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