『夜また夜の深い夜』 桐野夏生
マイコはナポリで母親と2人暮らしをしている。マイコは日本人なのだけれど、日本で暮らしたことはない。学校へは、ロンドンで小学校へ行っただけ。父親はどんな人なのかは知らない。
母親は何かから逃れようとしているらしく、引っ越しをするたびに名前を変え、何年かおきに整形手術をしていて、元の顔がどんな風だったのかもう思い出すことはできない。
そんなマイコが書いた手紙と手記で綴られたこの物語。もの凄い事件が起こるわけでも、とんでもない悪人が登場するわけでもないのだけれど、グイグイ引き込まれてしまう。
後半、自分の母親の秘密を知ってからの展開は凄いなぁ!
久し振りに桐野さんの作品を満喫しました!
1694冊目(今年41冊目)☆☆☆☆☆
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