『夜また夜の深い夜』 桐野夏生
マイコはナポリで母親と2人暮らしをしている。マイコは日本人なのだけれど、日本で暮らしたことはない。学校へは、ロンドンで小学校へ行っただけ。父親はどんな人なのかは知らない。
母親は何かから逃れようとしているらしく、引っ越しをするたびに名前を変え、何年かおきに整形手術をしていて、元の顔がどんな風だったのかもう思い出すことはできない。
そんなマイコが書いた手紙と手記で綴られたこの物語。もの凄い事件が起こるわけでも、とんでもない悪人が登場するわけでもないのだけれど、グイグイ引き込まれてしまう。
後半、自分の母親の秘密を知ってからの展開は凄いなぁ!
久し振りに桐野さんの作品を満喫しました!
1694冊目(今年41冊目)☆☆☆☆☆
« 『バスジャック』 三崎亜記 | トップページ | 『あなたの可能性 引き寄せ編』 浅見 帆帆子 »
「日本の作家 か行」カテゴリの記事
- 『あなたのゼイ肉、落とします』 垣谷美雨 26-135-3894(2026.05.15)
- 『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』 川北省吾 26-125-3884(2026.05.05)
- 『幼児狩り・蟹』 河野多惠子 26-126-3885(2026.05.06)




コメント