『長く健康でいたければ、「背伸び」をしなさい』 仲野孝明
腰が痛い、肩が凝るというような症状を軽く考えていると、実はもっと深刻な問題が隠れていたりします。悪い姿勢が内臓や脳に悪い影響を与え、病気の原因となることもあるのです。
健康な生活を続けたいなら、まずは正しい姿勢を取ることが大事なのだと著者は言っています。ここで問題となるのは、自分の身体のどこが歪んでいるのかを自覚していないことが多いということなのです。
自分の姿勢をチェックするために、まずは鏡で己の姿を確認することが大事です。首が前傾していたり、片方の方だけ上がっていたり、つま先の向きが左右で違っていたりしていないか等を気にして見てみると、意外といろんなことが分かります。
姿勢を良くするために、あごを引けとか、胸を張れとか言われますけど、どの辺りが正しい位置なのかが分からない場合が多いのです。
この本の中で薦めているのは、「耳の後ろを引き上げる」という方法です。これだったら頭の正しい位置(頭は肩の上に置く)を意識しやすくなります。
更に両腕を耳の横で伸ばせば正しい背伸びが出来ます。動くことが少ない人の場合は特に、意識して背伸びすることで身体のコンディションを整えることができるのです。
そして、運動としては特別に激しいことをする必要はなく、どんな種目でも構わないし、運動が得意でないならただ歩くだけでもいいそうです。とにかく、じっとしている時間を減らすことこそが良い姿勢を保つ秘訣だそうです。
良い姿勢を保ち、健康につなげる。シンプルだけど大事なことですね。
R+(Reviewplus) さんからこの本を提供していただきました、ありがとうございます。
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