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    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

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『反応しない練習』 草薙 龍瞬

苦しみが何ゆえに起こるのかを、理解するがよい。
苦しみをもたらしているのは、快(喜び)を求めてやまない”求める心”なのだ。
初転法輪経 サンユッタ・ニカーヤ (本文より)

 人と人との関係が上手く行かなくなるとき、その理由は「期待する心」なのだとブッダは言っています。期待をしていない誰かが起こしたことには、一瞬イヤな気持ちになることはあっても、それが苦しみにまで大きくなることはありません。

怒りを作り出すのは「自分」

 不満を生むのは「期待しているから」なのです。「あなたがどうしてそんなことをするの?」と思うからこそ、イヤな感情が生まれるのです。普段関わり合いのない人とは摩擦は起きません。いつも一緒にいる家族や同僚だからこそ、「そんなこと言わなくても分かるでしょ」という気持ちが生まれるのです。

 でも、自分とその人は別の人間であり、違う環境、違う考え方で生きています。それぞれの生き方で生きているのです。ですから、相手のことを良い人だ悪い人だと判断するのではなく、そういう人だと認めることが大事なのです。

 それは、自分自身にも当てはまるのです。自分が世間と違っているとか、世間が悪いとかと考えるのではなく、自分は自分、他人は他人と考えればいいのです。自分自身を否定しないこと、これもまたムダな不満を作らない秘訣なのです。

 悩みを正しく考えて解決すること。そのためには、物事をありのままに認識することこそが大事なのです。ブッダは、ムダな争いを生まないためにはどうすればいいのかを諭してくれていたのですね。

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