ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 『依存症ビジネス』 ディミアン・トンプソン | トップページ | 「せかいをみにいったアヒル」 マーガレット・ワイズ・ブラウン、イーラ »

『天才』 石原慎太郎

 

天才

石原慎太郎

 田中角栄という人は、非常に印象深い人物でした。その姿、声、話し方、すべてが個性的な人で、彼のそっくりさんがTVドラマ(時間ですよ)に出演していたり、モノマネのネタとしても良く取り上げられていました。「ま~、その~」というフレーズは子供も真似をするくらい有名でした。

 子ども時代に吃音症を患い、浪花節を練習して矯正したということも、彼の独特な話し方の秘密なのかもしれません。 

 彼が提唱した「日本列島改造論」によって日本中の地価は高騰しました。全国に新幹線を引くことが決まったのもこの時期でした。

 

 この本を書いた石原氏は、ロッキード事件の当時は反田中の考え方であったのに、現在はそれは間違った考えだったと言っています。田中角栄は優れた政治家であり、ロッキード事件で政治の一線から退いたことが残念だと考えているようです。

 だからこそ石原氏はこの本を書いたのでしょうが、田中角栄という人は「人たらしの天才」であるということに間違いはありません。良くも悪くも人情に厚く、行動力のある人であった田中角栄という人を超える政治家はこれからも現れないだろうと思うのです。

1235冊目(今年9冊目)☆☆☆☆☆

« 『依存症ビジネス』 ディミアン・トンプソン | トップページ | 「せかいをみにいったアヒル」 マーガレット・ワイズ・ブラウン、イーラ »

日本の作家 あ行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『天才』 石原慎太郎:

« 『依存症ビジネス』 ディミアン・トンプソン | トップページ | 「せかいをみにいったアヒル」 マーガレット・ワイズ・ブラウン、イーラ »