『本の逆襲』 内沼晋太郎
本を読む人が減ったとか、電子書籍と紙媒体の戦いとか、世間ではいろんなことが言われてますけど、著者の内沼さんは「今までの概念での書店とか書籍という枠に囚われているからこその心配なのだ」と言っています。
たとえば、「電子書籍」と「紙の書籍」には、それぞれの利点があります。ですから、どちらか片方だけと考えるのではなく、この本は紙で、別の本は電子書籍でと、使い分けることを考えたら、この二つの形は決してライバルではないというのです。
本の売り方もまた、様々な考え方ができるのです。これまでは書籍を販売するのは書店という考え方に縛られていました。でも今は、それ以外の店舗での販売が少しずつ増えてきています。それはブティックであったり、雑貨店であったり、個性的な品揃えの小さな書店というのは、なかなか面白い展開です。
わたしが面白いなと思ったのは、カフェで書籍をメニューの一つとして扱っていこうというアイデアです。ケーキ&コーヒーのセットと同じように、「文庫本+コーヒー」というセットがあってもいいじゃないかという意見に、それってありですねぇ。
本の逆襲に、わたしも加担したいなぁと思うのです。
1240冊目(今年14冊目)☆☆☆☆☆
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