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『明治維新という名の洗脳』 苫米地英人

明治維新という名の洗脳

苫米地英人

 明治維新というと「日本の夜明け」みたいな明るいイメージを日本中の人が持ってるんじゃないかな?でも、不思議だと思いませんか?江戸時代って鎖国していて、なおかつ戦いがなかったからこそ豊かだったし、独自の文化が発達したんですよね。

 それなのに、開国したらとたんに内戦が起きたり、外国と戦争したり、急に戦闘的な国になってしまってます。その原因を作っていたのは誰なんだというところがとても興味深かったです。

 たとえば、長崎のグラバー園で有名なグラバーさんが武器商人だったって事を、この本で初めて知りました。武器を売るために融資していたり、薩摩藩の五代友厚の海外渡航や、長州藩の伊藤博文や井上馨 のイギリス留学の手引きもしていたのです。

 初代内閣総理大臣となった伊藤博文が、イギリス公使館を焼き討ちにしたすぐ後にイギリスに留学しているのは何故なんだ?というところも気になります。

 日本は自分でこういう国にしてきたと思い込まされていますが、結局はイギリスの思惑が大きく働いていたということなのでしょうか。当時からエージェントをたくさん抱えていたと考えるのが自然なのかな。

1253冊目(今年27冊目)☆☆☆☆☆

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