『ジャイロスコープ』 伊坂幸太郎
伊坂さんのデビュー15周年を記念した短編集です。
・ 浜田青年ホントスカ
どこか安く泊れる所はないかと探していた浜田クン。スーパーの駐車場にある「相談屋」で助手として働くなら、事務所で寝泊まりしていいよと言われ、ここでバイトしてみることにしました。
・ ギア
謎の生物「セミンゴ」について語り合っているうちに、身の危険を感じてきました。
・ 二月下旬から三月上旬
小学4年生の時に出会った坂本ジョンとは、学校が同じだったこともないのに、何故か気が合って、大人になっても腐れ縁が続いている。
・ if
バスジャックが起きた、乗客たちはどうすれば良かったのだろう?
・ 一人では無理がある
サンタクロースはいないらしんだけど、プレゼントを届けるシステムだけは構築されてるんだよね。
・ 彗星さんたち
北新幹線の車両清掃員「コメットさん」たちの、地味だけどプロ根性に溢れる仕事ぶりの秘密。
・ 後ろの声がうるさい
新幹線に乗っていた主人公が、後ろの座席の会話についつい気を取られてしまって。
この作品には、この短編集のテーマがすべて登場するので、ニヤニヤしながら読んでしまいました。
やっぱり伊坂節は面白いねぇ!
1251冊目(今年25冊目)☆☆☆☆☆
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