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『死神さんとアヒルさん』 ヴォルフ・エァルブルッフ

死神さんとアヒルさん

ヴォルフ・エァルブルッフ

 突然、死神さんが目の前に現れたものだから、アヒルさんはビックリしちゃいました。

 死神さんはずっと一緒にいたのに、今まであながた気づかなかっただけなんだよと言われて、そうだったんだと、アヒルさんは不思議な気持ちになります。

 そうなんですよね。わたしたちが、一度生まれたら必ず死ぬことは決まっています。だけど、それを忘れてしまっているから、死を意識した途端にドキドキ、ビクビクしてしまいます。

 それがいつなのかは分からないけれど、必ず訪れる死の時に、わたしにもこんな優しい死神さんが見えるようになるのかな?

 子供よりも大人向な本ですね。でも、子供のころからこういうことを考えておくのは、大事なことかもしれません。

1249冊目(今年23冊目)☆☆☆☆☆

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