『「言葉」があなたの人生を決める』 苫米地英人
「失敗したらどうしよう」というのは、「失敗してはいけない」という親の教育が生んだ刷り込みです。(本文より)
何かを始めてやってみる時、いきなり上手くできるってことはなかなか無いですよね。だから失敗を恐れて、新しいことをやってみない人が増えているんですってね。それは悲しいですよねぇ。
いろんな経験をすることによって人間は成長します。「失敗は成功の母」なんですから、失敗の中から何かを見つけることができないなんて、もったいない話です。
「自分はたいした人間だ」というエフィカシー(自負心)を持っていない人は、自らの潜在能力を少しも引き出すことができません。
やったことがないからできないわけではないし、昔やったことがあるから今できるとも限らないのです。上手くいったとしても、失敗したとしても、自分という人間の価値に変わりはありません。失敗したら、またトライすればいいという気持ちを持ち続けられるかどうかが問題なのです。
何度でも挑戦する気持ちを持ち続けることが、潜在能力を発揮するただ一つの秘訣なのだと思います。
私たちは、自分が考えるものに向かい、自分が考える人物になる。
自分が考えること、自分が発する言葉をすべて受け止めているのは自分自身だけです。他人へ向けたつもりであっても、ネガティブな言葉は結果として自分に返ってくるのですから、ネガティブな言葉は発してはいけないのです。
自分を本当に愛するなら、本当に上を目指しているのなら、言葉は選ばなければならないのです。どんな人にも良いところがあります。どんな事象にも学ぶべきところがあります。悪口なんか言ってる場合じゃないんです。
自分に対しては、目標をいつまでも同じじゃダメなんです。最初の目標をクリアする前に、目標をもっと上へ上げて、常に上を見続けるために、ポジティブな言葉を常に自分のために掲げ続けることが大事なのだと苫米地先生に教えていただきました。
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