『弘兼流60歳からの手ぶら人生』 弘兼 憲史
- 持ち物を捨てる
- 友人を減らす
- お金に振り回されない
- 家族から自立する
弘兼さんが提示しているこれらの項目、分かっているようで分かっていない人が多いなと思います。
物を持ち過ぎない方がいいということの本当の意味を、わたしは最近知ることができました。実家の片付をしなければいけないことになり、ある程度やってみたのですが、全部を片付けるのは不可能だと分かりました。もう使わないもののために、お金も時間も労力もそれはそれは掛かるのです。
自分がいなくなった時に、後片付けをしてくれる誰かのことを考えたら、無駄なものはできるだけ自分で整理しておく必要があるなと思うのです。何か一つ増やしたら、別の何かを減らすという心がけが大切だと実感しています。
「友人を減らす」というのは衝撃的な言葉だと感じるかもしれません。長年の友人もいますが、案外友人というのは時と共に変わっていくものだとも思えるのです。特に会社関係の人間関係って、会社を離れてしまったらそれっきりなことが多いのです。
本当の友人ってどういうことなんだろう?と考え直してみることも大事だと思います。
「家族から自立する」これは特に男性は深く考えるべき事項ですね。「老後は妻と旅行したい」なんていう方が結構多いですけど、それって実行可能なのかしら?旅行するなら夫より女友達の方がいいわって思っている女性が多いのをご存じなのかしら?
そんなことより、自分一人で時間を過ごせる人になって欲しいのよ~ってのが奥様の本音みたいですよ(笑)
60歳を機に身軽になってみませんか~?
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