『ホワイトラビット』 伊坂 幸太郎
いやぁ、見事に騙されました!!
人質たてこもり事件という、場面が動かないドラマなのに、時系列や、登場人物の回想などを絡めることで、こんなにも立体的な物語になるんですねぇ!!
そして、黒澤さーん、お久し振りです!相変わらず変なことばっかり考えてますねぇ(笑)
オリオン座マニアの「オリオオリオさん」、話だけで本人はちっとも登場しないのに、ウザイ感満載でものすごく存在感ありましたねぇ。
夏之目さんの存在も面白かったなぁ。この世にははっきりした良い人と悪い人なんていないんだよってことを強く感じさせてくれる人でした。
シチュエーションの面白さはもちろんだけど、やっぱり会話が楽しいところが伊坂作品の魅力ですね。これは傑作ですよ (^O^)/
1319冊目(今年37冊目)☆☆☆☆☆☆
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ホワイトラビット
著者 伊坂幸太郎
新たな知識を求めてこの本と出逢う。
普段は怖いが新妻の前では甘えん坊?
誘拐グループに入った?
意味がわかりません、しかし、それが伊坂幸太郎氏の物語です。
私達には、わからない世界があります。
それが、当然ですよね。
知らない世界があらからこそ、人生は楽しいのです。
人質事件を伊坂幸太郎氏はどのように描くのか?
序盤は話が見えて来...... [続きを読む]
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