『1000のプロレスレコードを持つ男』 清野茂樹
この本のタイトル、プロレス好きならピンときちゃいますよね。表紙にもなっているミル・マスカラスのキャッチフレーズ「1000の顔を持つ男」からいただいております。
プロレスラーが入場するときにテーマソングが流れるのは、今では当たり前の演出ですけど、日本のプロレスの黎明期には全くそういうものはありませんでした。プロレスがTV放映されるようになり、より演出を派手にという意味もありましたが、実はリンクへ上がるまでの時間を延ばしたいという狙いがあったのだそうです。
TV局の人とプロレス団体の人が色々とアイデアを出して決めていたプロレスラーの入場テーマ曲ですが、とにかく大ヒットとなったのはミル・マスカラスの「スカイハイ」でしょう!
廃盤寸前だったレコードがプロレス人気に乗ってバカ売れしました。その後、様々なヒット曲を生んだプロレス界ですが、その後一番有名になったのは「イノキ・ボンバイエ 炎のファイター」でしょうね。この曲、実はモハメッド・アリの伝記映画の主題歌「アリ・ボンバイエ」が元曲です。この曲はアリから猪木へプレゼントされたのだそうです。
アブドラ・ザ・ブッチャーの「吹けよ風、呼べよ嵐」とか、ブルーザー・ブロディの「移民の歌」、ロードウォリアーズの「アイアン・マン」など、ロックの名曲が使われていたり、最近はオリジナル曲の方も増えています。
音楽が売れないとお嘆きの方が多い昨今ですが、プロレス関連だけはそういう心配はなさそうだなと、この本を読んで感じたのでした。
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