2017年を振り返って(その他篇)
今年の初めに母が亡くなり、一つの区切りがつきました。
数年前に認知症がかなり進み、このままではまずいと思い、1年ほど前に「成年後見人」になりました。結局は後見人としての実務はなかったのですが、これまで知らなかった後見人制度について勉強できたこと、後見人が必要な人がいかに多いのかという事実を知ったことは、有意義でした。
長生きをすることが当たり前になってしまった今、お金の管理は大事なことです。でも、長生きするということは認知症などの病気との戦いでもあります。それを自分だけで何とかしようというのは無理なのです。
家族の力だけでは無理なことがたくさんあるのです。家族は確かに大事な人たちですが、自分との距離が近すぎて心理的に追い詰められてしまう事も多いのです。家族だから言えないこと、頼めないことというのもあるのです。
自分を助けてくれる人、フォローしてくれる人、理解してくれる人、そういう人がどれだけいるのかに、老後はかかっていると思うのです。
同じ年代の友達とは共感できることが多いので、心の助けとなります。若い友人は、新しい事を教えてくれます。自分の中にある古い殻を破ってくれるのは、そういう刺激かもしれません。
明日から新しい年が始まります。新しい出会いがきっとたくさんあるでしょう。
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