ブログ内検索


  • ダメでもいいからやれ。
    体験もしないでお前ら、
    すぐに「ダメだ」って言うのは、
    学校で聞いただけの話だろう。
    やってみもせんで何を言っとるか
    (by 本田宗一郎)

読書Love!

  • 本が好き!
  • NetGalleyJP
    プロフェッショナルな読者
    グッドレビュアー 100作品のレビュー 80%

« 「ほぼ日手帳2018」&「ほぼ日5年手帳」 | トップページ | 『愛のゆくえ』 リチャード・ブローティガン »

『ときどき旅に出るカフェ』 近藤 史恵

ときどき旅に出るカフェ

近藤 史恵

第一話 イチゴのスープ
第二話 ロシア風チーズケーキ
第三話 月はどこに消えた?
第四話 幾層にもなった心
第五話 おがくずのスイーツ
第六話 鴛鴦茶(ユンヨンチャ)のように
第七話 ホイップクリームの決意
第八話 食いしん坊のコーヒー
第九話 思い出のバクラヴァ
最終話

 小さなカフェで繰り広げられる、珍しいスイーツとちょっとミステリーっぽいストーリーがうまく融和している物語でした。

 30代の働く女性の気持ちが上手く表現できているような気がします。子供のころはとにかく勉強していい学校へ入れと言われ、会社でちゃんと働くようになっても、なぜ結婚しないのかと詰め寄られ、両親から褒められてことないなぁというボヤキ。こういうのって、意外と話す相手がいないのよねぇ。

 一人だと寂しいでしょと言われるのも、何だか面倒くさいし。会社は嫌いじゃないけど、付き合いはほどほどにしておきたいし。だから、近所のカフェでホッとしたいのよねというのは大人の本音ですね。

 これもまた近藤さんらしい作品だなぁって思いました。

1339冊目(今年57冊目)☆☆☆☆☆

« 「ほぼ日手帳2018」&「ほぼ日5年手帳」 | トップページ | 『愛のゆくえ』 リチャード・ブローティガン »

日本の作家 か行」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
分かる分かると思うところがたくさんある作品でした。
こんな素敵なカフェがあったら通ってしまうかもしれません。
円の作る世界の料理を食べてみたいです。

苗坊さん☆こんにちは
近藤さんはちょっと謎を秘めた物語を書くのがお得意ですよね。
ミステリーとおいしいもの、この組合せはいいですね💛

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ときどき旅に出るカフェ』 近藤 史恵:

« 「ほぼ日手帳2018」&「ほぼ日5年手帳」 | トップページ | 『愛のゆくえ』 リチャード・ブローティガン »