『血流がすべて整う食べ方』 堀江 昭佳
人の身体は、食べたものによって作られています。とても当たり前のことなのに、何故かおざなりにされやすい食事について堀江さんは様々なことを提言されています。
体重が増えた、体調が悪い、肌荒れ、気分がすぐれない、どんな症状もその原因は過食が元であることが多いのです。1日の食事は3度だと誰が決めたわけでもないのに、おなかも空いていないのに、時間になったからと食事をしていたり。遅くまで仕事をして、夜中だというのにラーメンやお菓子を食べてしまったり。
身体には不要なものを食べることによって、自分を苦しめてしまうというメカニズムを知ること、それが健康への第一歩なのだと思います。
堀江さんが薦めているのは、1週間の夕食断食です。朝と昼は普通に食べて、夕食だけ抜くことで胃腸を休めることができ、それが身体のバランスを整えてくれるというのです。
夜の食事を抜くなんてと思うのは、昼間のストレスを食事で消そうという気持ちがあるからだという指摘は、目から鱗な感じがしました。そうか、ストレス解消として食事をしてはいけないんですね。そういう食べ方をしていると、身体に良くないものが身についてしまうのだということが分かりました。
いやなことをやめて、食べたいものを食べなさい。(本文より)
我慢していることを減らせば、それを解消するために食べるという自分への欺きを解消することができるという言葉は、まるで哲学のようです。
正しい意味での「我慢しない」ということ、それこそが元気に生きていく秘訣なのですね。
R+(Reviewplus) さんからこの本を提供していただきました、ありがとうございます。
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