『花咲小路三丁目のナイト』 小路幸也
今回は花咲小路三丁目の喫茶店「ナイト」のお話です。夜しか営業していないので夜という意味のナイトだと思われがちなこのお店ですが、本当の意味は「knight」 騎士という意味なんですって。このお店の店長さんはいろんな人の悩み相談に乗ってくれる人で、正義のために尽力しようという意味を込めてます。
このお店はお茶も飲めるけど、それより凄いのが映画のビデオやDVDのコレクションです。映画をこのお店で見ることもできるし、貸し出しもしているって、何だか素敵なお店だわ。
「サイモン・テンプラー」という名前を久し振りに目にしました。昔TVのドラマシリーズで「セイント天国野郎」というのがありました。わたし、これを毎週見てました。主演はロジャー・ムーアでした。このTVシリーズが好評過ぎて「007シリーズ」のオファーを断っていたというのは初めて知りました。
そして、これが「セイント」つまりセイさんのアイデアの元となってたんだなってことなんですね。
商店街のお馴染みのメンバーが登場し、その秘密が色々と明かされ、面白い展開になりました。こんな商店街が近くにあったらいいなぁって思うようなストーリーでした。
1355冊目(今年10冊目)☆☆☆☆☆
2399冊目(今年98冊目)
« 『夜想曲集』 カズオ・イシグロ | トップページ | 柊プロジェクト第11回公演「阿国華舞台」 »
「日本の作家 さ行」カテゴリの記事
- 『小説 秒速5センチメートル』 新海誠 25-187-3583(2025.07.09)
- 『その扉をたたく音』 瀬尾まいこ 25-184-3580 (2025.07.06)
- 『小説 君の名は。』 新海誠 25-175-3571(2025.06.27)
- 『江戸の探偵』 鈴木英治 25-169-3565(2025.06.21)
コメント