『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』 西原 理恵子
どんな時でも、次の一手は、自分で考えて、自分が選ぶ。王子様を待たないで。 幸せは、自分で取りに行ってください。(本文より)
西原さんは美大へ行くための予備校の段階で、自分の絵を描く能力なんて大したことないから、芸術じゃないところで生きていこうって決めたそうです(笑)
これも、自分で考えたからこその結論ですよね。芸術的じゃなくたって絵で生きていくことはできるって信じたところから、西原さんの今は出来上がったんですよねぇ。
子供を突き放すこと。子供から離れて行っちゃっても無理に追っかけないこと。それを実行できるのは、西原さん自分に自信があるからなのでしょうね。それができない人は、自分に自信がないから子供のことも信じられないっていう連鎖であるような気がします。
可愛くて、優しくて、なんてことが女の子には求められがちだけど、それだけじゃ生きていけないよ。自分の道は自分で決めていこうよっていうのは、本当の母親のやさしさなんだなって思います。こういう母親が増えてくれるといいなぁと心から思います。
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