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『金曜日の本屋さん 秋とポタージュ』 名取佐和子

金曜日の本屋さん 秋とポタージュ

名取 佐和子

今回紹介された本は、この4冊です。

    • 誰も知らぬ 太宰治
    • ノルウェイの森 村上春樹
    • 歳月 自分の感受性くらい 茨木のり子
    • ハルさん 藤野恵美

 店長の槇乃さんとバイトの倉井くんは、書籍の展示会へ2人で東京までお出かけです。2時間半の道中、彼女とお話しできるかと期待していたのに、ずっと読書中(笑)。そんな人だけど、その後のノルウェイの森の展開は、さすが店長さんでした。

 同じ本を読んでも、それぞれ感じることは違います。それぞれの胸の中にしまってあることがたくさんあるのです。普段は誰にも言わないことだけど、同じ本を読んだもの同士が語り合ったとき、思わぬ話が展開するのです。

 そういう相手がいるのって幸せだなぁって思います。

 自分が欲しい本が必ず手に入る金曜堂さん、こんな本屋さんがあったらいいなぁ!

1398冊目(今年53冊目)☆☆☆☆☆

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