『大富豪からの手紙』 本田健
「決断する」ことと「実行する」こと、この2つが揃わないと、人は前へ進めません。そこを分かっていないばかりに、世の中のほとんどの人が自分の可能性を失っているのです。
何かを決断したとしても、「失敗したらどうしよう」という気持ちが「実行する」ことを阻んでしまうのです。でもね、失敗したからこそ分かることというのもたくさんあるのだし、失敗しないのかもしれないし、「やってみてから考える」でいいんですけどね、「考えてからやろう」とするからできなくなってしまうことがあまりにも多いのです。
躊躇する気持ちというのは、どこから来るのでしょう?それは自己評価の低さなのかなぁ?常識というものに囚われているから?前例がないから?どんな理由にせよ、やらずに諦めるのはもったいないです。
主人公のケイくんは、将来のことを漠然とは考えているけれど、どうしていいか分からずにいる大学生です。彼のおじいさんは、自分が亡くなる前に孫に伝えておきたいことを9通の手紙という形で残してくれました。
その手紙には、彼の将来のために役に立つヒントが書かれていたのです。こういう内容を若いうちに教えてもらえるってとても幸せなことです。でも、いくつになっても手遅れということはありません。ケイくんへの手紙を読みながら、自分だったらどうしようと考え行動する、そこで歩みだす1歩が自分の人生を変えていくって素晴らしいじゃないですか!
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