『人生は「声」で決まる』 竹内一郎
声の力は本当に大きいと思います。この声がこの印象をもたらしたのだと感じることが良くあります。刑事コロンボの小池朝雄さん、ルパン三世の山田康雄さん、世界の車窓からの石丸謙二郎さん。いずれもその声によってイメージが定着しているのです。
この本の中で「開運!なんでも鑑定団」のナレーターが銀河万丈さんでなかったらという例えがありましたけど、ホントにそうだと思います。
声の説得力、声の個性、そういうものを感じさせてくれる声が最近減っているような気がします。
例えば田中角栄氏、姿と声が一体となって、その人の個性を際立たせていたなと思うのです。あの声があってこその角栄節。こういう個性を持たない人は上に立つ人にはなれないというか、なってはいけないなと思うのです。
1453冊目(今年111冊目)☆☆☆☆
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