『なぜあの人は感じがいいのか。』 中谷彰宏
能力のある人より、感じのいい人が選ばれる。
勉強ができる人、仕事ができる人、それは分かっているけれど嫌な奴ってのがいますよね。友達として、同僚として、家族として望ましいのは「感じのいい人」です。誰かと関わっていく生活をしている以上、「感じのいい人である」というのは、一つのアドバンテージであることは間違いありません。
おいしいものを探すより、おいしく味わう。
評判がいいものを探そうとしたり、誰かに薦めてもらおうとしたり、それは好奇心ということもあるけれど、自分の手間を減らそうという気持ちも含まれているっていう指摘にドキッです。そんなことより、何を食べてもおいしい自分であることの方が大事なんですね。
自分だけが頑張っていると思うと、グチになる。
これもまた、自分本位の考え方をしていると陥るワナですね。みんな、それぞれに頑張って生きているんですから、自分だけが可哀想って思うのは、かなり自己中な心理です。自分以外の人のことを考えてみると、無駄なグチなんか出なくなりますね。
名前を呼ばれた人を、好きになる。
〇〇ちゃんのママとか、部長とか、社長とか、個人名ヌキの呼ばれ方って、実はさみしいものなんですよね。名字だけで呼ばれるのもちょっと固いし。やっぱりファーストネームやニックネームで呼ばれた方が、親しみがわきます。初めて会った人でも、名前で呼んでくれたら、すぐにファンになっちゃいます。
この本を読んでみて分かったのは、感じのいい人というのは、自己中じゃない人なんだなってことです。相手の身になって、相手の目線に立って、そういう気持ちを持とうとすることが「感じのいい人」の最初の一歩かなと思いました。
#中谷彰宏 #NetGalleyJP
1466冊目(今年4冊目)☆☆☆☆
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