『1日1行マインドフルネス日記』 藤井英雄
マインドフルネスとは「今、ここ」に生きることで、
ありとあらゆるネガティブ思考を手放し、
ネガティブ感情を癒す素晴らしいスキルです。(はじめに より)
お釈迦様の悟りの境地に近づくためには、瞑想とか修行とか、大変で時間がかかるものと思われてきましたが、簡単に誰にでもできるようにした方法をこの本で紹介しています。
ふだんのくらしの中で、わたしたちはネガティブな思いを持ちやすくなってしまっています。イライラしたり、クヨクヨしたり、落ち込んだり、怒ったり、そんな気持ちで毎日暮らしていたら、精神的にも肉体的にも弱ってしまいます。
そんな感情から自由になるための手法が「マインドフルネス」なのです。ネガティブな思いから自由になるために必要なのは、自分が今ここにいるという認識なのです。
たったそれだけのことなのですが、自分というものを見失ってしまうと、外界からの圧力に押しつぶされっぱなしになり、そこから逃げられなくなってしまうのです。
自分の存在をどうやって認識するのか?それは本当に簡単なことなのです。自分の見たもの、聞いたもの、触れたもの、感じたもの、それを言葉にするだけなのです。
10秒マインドフルネス
- 音が聞こえる
- 私は音を聞いている
- 「終わり」と宣言
たったこれだけのことなのですが、こうやって「自分が今ここにいて何かをしている」ことを確認するということで、その直前まで持っていた嫌な感情から、自然な自分に戻ってくることができるのです。
3秒ルール
イライラした → イライラしていることに気付いた → 深呼吸してスッキリした
ここでは、イライラしていることに気付いたというだけでもいいのです。自分がイライラしていたということを客観的に見ることが大事なのです。そして、それを何らかの方法で解消できれば尚良いのです。
こういったアクションは、ついつい忘れがちです。毎日日記に今日はこれができた、できなかったと記録することで、マインドフルネスを意識する時間を増やそうということなのです。
アクション自体はとても簡単なことなので、わたしも取り入れてみようと思います。何かに集中することも大事だけど、ちょっと気分転換も大事。そんな気持ちでマインドフルネスを取り入れられたらいいなと思います。
#1日1行マインドフルネス日記 #NetGalleyJP
1478冊目(今年16冊目)☆☆☆☆☆
« 『木洩れ日に泳ぐ魚』 恩田陸 | トップページ | 『洗脳された日本経済』 浜矩子 »
「心・脳・身体」カテゴリの記事
- 『沼にはまる人々』 沢木文 99(2023.04.10)
- 『Chatter 「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法』 イーサン・クロス 65(2023.03.07)
- 『生贄探し』 中野信子、ヤマザキマリ 41(2023.02.11)
- 『屋根裏に誰かいるんですよ』 春日武彦 8(2023.01.09)
「日本の作家 は行」カテゴリの記事
- 『サエズリ図書館のワルツさん 1』 紅玉いづき 135(2023.05.15)
- 『天国からの宅配便 あの人からの贈り物』 柊サナカ 131(2023.05.11)
- 『人がつくった川・荒川』 長谷川敦 132(2023.05.12)
- 『ロシアのなかのソ連』 馬場朝子 126(2023.05.06)
- 『ピーことば』 ピーコ 125(2023.05.05)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『人がつくった川・荒川』 長谷川敦 132(2023.05.12)
- 『一年一組 せんせいあのね』 鹿島和夫 ヨシタケシンスケ 140(2023.05.20)
- 『寝煙草の危険』 マリアーナ・エンリケス 139(2023.05.19)
- 『ぼくらは星を見つけた』 戸森しるこ 136(2023.05.16)
- 『小日向でお茶を』 中島京子 116(2023.04.26)
著者です!素敵なご紹介ありがとうございます♪
投稿: 藤井英雄 | 2019年2月16日 (土) 10:32
藤井さん☆コメントありがとうございます。
ストレスって、知らないうちにため込んでしまうんですよね。
それを10秒とか3秒という短い時間でクリアできるってスゴイと思います。
わたしも少しずつ実践していきたいと思います。
投稿: Roko(藤井さんへ) | 2019年2月16日 (土) 10:55