『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 花田菜々子
ヴィレッジ・ヴァンガードの店長さんだった奈々子さんは、仕事にも行き詰まり、離婚前提の別居生活にもなり、ひどく落ち込んでいました。そんな自分の知らない違う世界を見てみたいと思い、出会い系サイトで「あなたにピッタリな本を紹介します」という行動を起こしてみました。
32歳の女性ですから、下心アリアリ男性は当然現れます。変な人もいますけど、そんなに嫌な人ばかりじゃないってところが面白いところです。初めて会う人だから、どんな人なのかは未知数です。相手の話が面白過ぎて、最初は30分と決めていた時間がドンドン伸びていくこともあります。
相手がどんな体験をしたことがあるのか、どんな仕事をしているのか、ヒアリングした中から紹介したい本を考えます。余り本を読んでいない人の場合は、読みやすいことも重視しながら選んでいきます。逆に本を沢山読んでいる人の場合は、その人が選ばないだろう本を薦めることもあります。
最終的には、この「本をすすめる活動」が評価されて転職していくのですが、それよりも、この「本をすすめる活動」によって、友達が増え、自分のやりたいことが絞れていったということが素晴らしいことだと思います。
そして、本をすすめるということが、自分の自信になり、自分の喜びになっていく、これからの奈々子さんの人生が、もっと素晴らしくなっていきますように!
1505冊目(今年43冊目)☆☆☆☆☆
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