『想いであずかり処 にじや質店』 片島麦子
質屋さんとは、モノを預けてお金を借りるところなのだと知らない人が最近は増えているのでしょうね。このお店はかつて、普通の質屋さんでした。でも今は改装してカフェとして営業しています。ただし、満月の夜だけは「にじや質店」として特別な営業をしています。
質草を入れて、何かをお願いします。質草を返してもらう時には利息が必要です。その利息とは「自分にとって大事な何か」なのです。その条件が揃えば願いは叶うのですが、あなたにはその利息を払うだけの覚悟がありますか?とお店の人に確認をされます。
そこまでして知りたいこと、会いたい人、そういうものを求める人って、世の中にはたくさんいるのかな?でも、その希望が叶えられて満足できる人がどれほどいるのか、それは分かりません。
自分だったら、どんなことをお願いするのかな?
もう二度と会えないあの人に会わせてくださいってお願いするのかな?
でも、会わずに心の中だけに納めておいた方がいいのかもしれません。
#にじや質店 #NetGalleyJP
1504冊目(今年42冊目)
« 『心のイタリアごはん 1』 野崎ふみこ | トップページ | 『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 花田菜々子 »
「日本の作家 か行」カテゴリの記事
- 『麒麟模様の馬を見た 目覚めは瞬間の幻視から』 三橋昭、小野賢二郎 24-335-3361 (2024.11.25)
- 『仕切られた女』 高城高 24-322-3348(2024.11.12)
- 『文系のための数学教室『 小島寛之 24-281-3307(2024.10.02)
- 『雪とパイナップル』 鎌田実 24-283-3309(2024.10.04)
- 『<ミリオンカ>の女 うらじおすとく花暦』 高城高 24-291-3317(2024.10.12)
「NetGalleyJP」カテゴリの記事
- 『夜の金糸雀 おくり絵師』 森明日香 24-353-3379(2024.12.13)
- 『新書へのとびら 第1部 現代新書はいかにして現代新書になったのか』 魚住昭 24-347-3373(2024.12.07)
- 『朝読みのライスおばさん』 長江優子 みずうちさとみ 24-336-3362(2024.11.26)
- 『がいとうのひっこし』 山田彩央里 、山田和明 24-318-3344(2024.11.08)
« 『心のイタリアごはん 1』 野崎ふみこ | トップページ | 『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』 花田菜々子 »
コメント