『ショーケン最終章』 萩原健一
わたしが最初にショーケンを知った時、彼はテンプタースのボーカルでした。その次に気が付いた時には「太陽に吠えろ」でマカロニ刑事を演じていました。そして「傷だらけの天使」のアニキは不思議なカッコ良さでした。「前略おふくろ様」のさぶちゃんでは、それまでにないショーケンを見せてくれました。
その後、警察に捕まったり、いろんな問題を起こしたりしたけれど、それは彼が嘘を付けないまっすぐな人だったからなんだなと、この本を読んで分かりました。
自分の余命が僅かと分かってからインタビューを受けてこの本が制作されたのですが、最後まで俳優とミュージシャンとしての仕事に情熱を燃やし、奥様との時間を大事にしていたショーケン。
もちろん、もっと長く生きたかったのでしょうが、最終的に愛する人と巡り合え、自分が納得できる仕事をできたことに満足されていたのだと思います。
常に前進することを考え、アイデアを練り、全力で突き進んでいこうとしているショーケンは、いろんな人に騙されても挫けることなく生きてきたからこそ、最晩年に幸せな毎日があったのでしょう。
この本の原稿にショーケン自身が目を通して修正を加え、完成にいたりました。そして、2019年3月26日に逝去されました。
ご冥福をお祈りいたします。
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